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2007年10月23日 (火)

難問

 昨晩は塾の営業を終え、一目散で家に帰った。NHKスペシャル「100年の難問はなぜ解けたのか ~天才数学者 失踪の謎~」を見たかったのだ。

 100年もの間解けなかった数学の難問「ポアンカレ予想」を巡るノンフィクションである。昨年、この問題を解いたのはロシアの数学者グリゴリ・ペレリマン(41)。彼は、数学の世界では最高の栄誉、フィールズ賞を受賞するがそれを拒否し、失踪する。ようやく連絡先を見つけ出した彼の恩師が電話をかけるが、面会を拒否される。

 ポアンカレ予想とは、宇宙の果て、宇宙の形に関するものである。こういった、誰もが抱く、けれども誰にも分からない命題を彼は解いた。正に天才なのだろう。彼はあらゆる賞賛を拒否する。東西冷戦終結の結果、ロシアからやってきたにこやかな青年ペレリマン。彼は研究の中で、真理に近づき、遠ざけられ、深淵を見、蒼穹を見、期待し、絶望したのではないか。

 少し子どもっぽい演出に流れたのは残念であったが、総じて良い番組であった。公共放送が手がけるべき領域である。NHKはドンドンこういう番組を作って欲しい。

 さて、柏崎と原子力発電所の問題はポアンカレ予想ほどではないが、かなり難解である。無視しようと考えれば今まで通りでよい。しかし、それでは、ビッグバンに対応できない。雲散霧消してしまう。問題を正確に認識し、知恵を集め、解いていかなければならない。 

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