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2008年1月30日 (水)

時代

 NHKの経営改革委員会に感謝しなければならないのか、車の中でつけたNHKラジオ第1放送で、朝からドリフのズンドコ節をやっていた。

 学校帰りの森影で
 ぼくに駆け寄りチューをした
  セーラー服のおませな子
 甘いキッスが
  忘れらりょか ソレ

 ズンズンズンズンズンズンドコ
 ズンズンズンズンズンズンドコ
 

 入社早々一目惚れ
  お尻をフリフリ歩いてた
 社長秘書のグラマな子
  でっかいヒップが
 目に浮かぶソラ

 ズンズンズンズンズンズンドコ
 ズンズンズンズンズンズンドコ  

 (1969年 作詞:なかにし礼 作曲:不明)

 後に続くのだが、放送はここで切られた。まあ、楽しい朝の一時だった。

 先立つこと20分前、朝食を食べながら女房から子どもの友だちの話を聞いた。その子がまだ小さい頃、お母さんが出て行ってしまい会ってない、という。「上越にいるんだ」とぽつり言ったという。

 土門拳「筑豊のこどもたち」を思い出した。 

 戦後日本の復興を担った石炭は、1950年代後半から、石油や天然ガスに取って代わられていく。いわゆる「エネルギー革命」がおこったのだ。
 1955(昭和30)年8月、政府は多くの反対を押し切って石炭産業合理化法を制定。中小の炭坑は閉山に追い込まれ、失業者があふれかえった。親の代から生きてきた炭鉱労働者とその家族は、住居も働く場所も奪われ、何の補償もなく放り出された。(小学館アーカイブス 土門拳2 こどもたち)

 筑豊の子どもたちはその当時、ズンドコ節をどのように聞いたのだろうか。笑う門には福来たる。けれどもその前に大きな声を出さなければならないことが沢山ある。誰かが大きな声を上げたのだろうか。土門拳は自らの責任と感じたのだろう。時代に取り残されてはいけない。絶対に。

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