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2008年2月14日 (木)

ほめる

 今日は甘い日。生臭話はしない。自慢話である。

 机を整理していたら、(ほんの一瞬だけれども)、大学時代のレポートが出てきた。小林一茶についてのものである。Aが付いている。加えて、「深い人間洞察があってよろしい。高田のほうの出身ですか」とのコメントまで付いている。この教授にはそれ以前、授業中、「先生、それは違うんじゃないですか」と先生の説とは異なる意見を述べ、「君、いいぞ。頑張れよ」といって頂いた。

 私が大学在籍中に先生からほめて頂いたのはもう1回。ゼミで高名な教授のご自宅を訪ね、宴会に到ったときである。ビールの手配や何やらをして、「桜井君って、意外に真面目で、マメなんだねえ」と同じゼミの女の子に教授の言葉が伝えられた。 4年間、2人の先生に3回だけである。学問の領域では1人の先生、2回だけである。

 20年以上も前のレポートを取っているぐらいだし、こうやって書いているぐらいだから、嬉しかったのだろうし、今でもその時の光景や言葉遣いをありがたく覚えている。本当にありがたく覚えている。

 そのレポートを読むと、チャップリンの言葉も引用されている。

 「貧乏がいいものだとも人間を向上させるものだとも考えたことがない」

 私は続けている。

 「人が多く集まり、社会を形成しているところには常に屈折がある」

 うむ。21.2の青年がこのようなことを書いていたのか。

 このごろの私にAはなかなか付かない。オチも付かない。 

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