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2008年2月 5日 (火)

新型ガスコンロ

 日本ガス協会が新型のガスコンロを販売していく方針を4日発表した。天ぷらなどを作っている最中の加熱による発火を防止する装置をつけたものだという。

 思い出したことがある。学生時代にはいろいろなバイトをやった。日雇いも数限りなくこなして、地下鉄の工事現場、浄水場の排砂、砂上げは随分つらい仕事だったがいいお金になった。銀座の焼鳥屋さん(桃井かおりさんもお客さんだった)、池袋の日本食堂(もう少しで店長にさせられるところだった)、青春の門にあこがれての売血(恐ろしい雰囲気だった)、築地場内のマグロ卸問屋での1本何百万円もするマグロ解体(バカでかい木槌でマグロの背骨をたたき割る作業)、交通量調査員、その他数限りない。非常に難儀だったのはノルマを課せられたバイトである。

 埼玉のスーパーに派遣され、いわゆる店頭販売をした。売ったものは『消火フラワー』

 「お母さん、奥さん、今晩は天ぷらですか?天ぷら火災が増えています。是非、こちら!名古屋市消防局が考案いたしました『消火フラワー』です!火がついたらすぐに鍋の中へこのチューリップを!あれ不思議!あっという間に火が消えます!もちろん水なんて入れてはいけません!毛布を持ち出してきて、掛けるのも大変です!名古屋市消防局が考案した『消火フラワー』です!いい加減なものではありません!公務員が考案したものです!信頼性100%!本日お買いあげの場合、3割引の1400円!さあ、さあお母さん、奥さんいかがでしょう!」

 むなしい声が響くこと数時間。けれども売り場を移動、口上を変える、簡単な寸劇で目を引くなど、私なりに工夫をし、夕方になって、ようやく1本、また1本と同情票が集まり、結果5本売れた。ノルマは3本だった。事務所に帰り、売り上げが発表された。堂々の1位。アッハッハ。

 ということはもう25年も昔の話だが、昨日の発表により、名古屋市消防局が考案した「消火フラワー」も(今もあるのだろうか?)命運が尽きることになる。

 さて、この新型コンロの安全性を含めて「原子力安全・保安院」が所管しているのだ。私がずうっと言っているのは、そんなことでいいんですか!ということなんです!お母さん!奥さん!お父さん!じいちゃん!ばあちゃん!あんちゃん!安売りでいいんですか?原子力が。

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